防草対策のHowTo
草取り・除草をする
雑草を手で取る
- 雑草をひたすら人力で取り除くという作業です。
- 市販の鎌などを使って、できるだけ根の部分をそぎ取ることがコツです。
- 取った草は放置せず、指定ゴミ袋に入れて捨ててしまいましょう。
- 長時間の作業は足腰に負担がかかります。こまめに休憩をとりながら、作業を行うようにしましょう。
機械を使う
- 雑草の範囲が広い時には、草刈り機(動力式)を使用します。
- 刃にはナイロンローター式とチップソー式の2種類あります。チップソーは根をそぎ取るのに、ナイロンローターは小石の多い箇所の作業に適しています。
- 排気量によってパワーが違ってきますが、20~25cc程度が標準です。
- 小石などが背面に飛びますので、周囲に人がいないことなどに気をつけながら作業を行うようにしましょう。
除草剤を散布する
液状の除草剤

- 水で希釈して使用するタイプとそのまま使えるタイプがあります。
- 即効性があり、表面の雑草をすぐに枯らしたい時に使用します。
粒状の除草剤

- やや遅効性ですが長い除草効果が得られます。
- 散布時は手袋などを使い、素手で薬にふれないようにしましょう。
- 絶対に植木の周辺では使用しないでください。
薬の成分が地中に浸透して植木を枯らしてしまうことがあります。
防草シートを使う
- 雑草を取り除いた後に地面を平らに均してから敷くようにします。
- あらかじめ除草剤を散布するのも良い方策です。
- すきまを作らないように敷くのがコツです。
- 材質(不織布タイプと織込布タイプがあります)と厚さ(0.2mm~2mm)で値段が違ってきます。
不織布タイプで厚手のモノを使えばかなりの効果は期待できます。 - シートを敷き終えたら、用途に応じた砂利や砕石などで表面を覆いましょう。
施工例
- 雑草根を取り除き、地面の凹凸をなくすため不要な土も削り取ります。
- 防草シートは隙間なく敷き、砂利は桝などのレベルに合わせて敷き均します。
三分砂利(さんぶじゃり)・・・大きさは小指大でカドがありません。転んでも安心です。
青砕石(あおさいせき)・・・淡い青色が水にぬれると濃く変色します。高級な雰囲気に!!
土の部分を何かで覆う
コンクリート2次製品を使う
- 歩道などでよく見られる平板やインターロッキングを使う方法です。
- 下地となるベースにセメントをまぜると防草効果は高くなります。
施工例
レンガや張り石を使う
- オーストラリアレンガや乱形天然石は高級感があり、玄関やアプローチに使われます。
- その分、㎡当たりの施工費はコンクリート2次製品と比べると割高といえます。
- 目地の部分から雑草が生えてくることがあります。
早めに取り除かないと雑草の根茎が生長して施工部分にズレが生じる場合があります。
コンクリートやアスファルトで舗装する
- 車の乗り入れが前提となる場合は最も適しています。
特に説明の必要もありませんね。
自然土舗装をする

- 特殊な成分の土で、散水することで固まります。
- 適度な透水性で水たまりができません。
- 自然土の風合いを保ち、落ち着きある景観を維持できます。
株式会社 ケイエフ 様の自然土舗装材(スタボン)の施工例です。
防草対策に対する考え方
自然には想像を絶する力があります。
どんなに小さくても、すきまさえあれば必ず雑草は生えてきます。
ここまでご紹介した方法は、どれも施工後に全く雑草が生えてこなくなるというものではありません。
これまでの雑草の生えやすかった環境を改善し、生えにくくすることで長期的な労力と経費を軽減できる、そのための方法であるということをご理解ください。